バイオリン職人になったきっかけ

みなさんこんにちは、高橋はなえです🌸
今回は夫の高橋尚也がなぜバイオリン職人になったのか、そのきっかけについて書きたいと思います✏️
これは皆様から一番多くいただく質問で、私も初めて会ったときに尋ねた記憶があります😊
というのも高橋尚也のふるさとであり工房のある四万十町は高知県の中でも田舎です。
バイオリンに触れるどころか音色を耳にする機会もほとんどありません💦
夫は地元の高校を卒業後、東京の専門学校に入学したときに初めてバイオリンに触ったそうです👀🎻
なぜそのような環境から職人を志したのか、不思議に思うのも当然ですよね🤔

大阪の展示会に展示予定の作品です

夫によると、特別大きな理由はないが些細なきっかけが重なってこの世界に入ることになったとのこと💡
中でも2歳年上の兄が音楽が好きで、高校卒業後にギター製作科に進んだ姿を見ていたことが大きかったようです😊

夫ももちろん音楽は好きだったので、兄の通う専門学校のパンフレットを覗いていたらバイオリン製作科があり興味を持ったのだそう。
他にも中学生の時にジブリ「耳をすませば」が放映されていたので、それまでよりはバイオリン職人の姿を想像しやすかったのかなと思います。

せいじくんの製作シーンは、のみの使い方が怪しいとか笑

夫は、きっかけが違っていたらもしかしたら違う職業についていたかもしれない。けれど始めてみたら面白くて夢中になっていて、気づいたら続いていたと言います😄
イタリアで過ごした10年間の修行時代は苦労の連続だったようですが、素晴らしい師匠や仲間との縁に恵まれたのも1人前の職人になることができた大きな要因のひとつです。

イタリア、クレモナのモラッシー工房で修行していた頃の写真です。

考えてみれば、はじめることよりも続けることのほうが大変な場合が多いので、なぜ続けてこれたのかが重要なのかなと思いました😊
ちなみに将来の目標を聞いたところ、死ぬまで作り続けることと言っていました🎻✨それも容易なことではないと思うので頑張ってほしいです😌
最近はガルネリモデルにも挑戦し、見た目の美しさはもちろん音の響きやバランスに試行錯誤を重ねています。完成したものは順次ブログにも載せていきますので楽しみにしていてくださいね。

もうすぐニス塗りです😊

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 大石 夕佳(おおいし ゆか)

    今、テレビで見て四万十でバイオリン作っているんだ~と驚きました。私も音楽好き、「耳をすませば」は、大好きな作品です。
    たぶん、若い私がいまここにいたら、すぐに修行に中村に四万十に行くと思います。
    近かったら今からでも習いたいのにと、思いながら皆さんが楽しそうに演奏しているところを見ていました。残念なことに、今年還暦で、私は、バイオリンは憧れているだけで終わってしまいましたが、生活のなかに音楽があるのが理想で、今はコーラスで慰問にいったり、オカリナやフルートを吹いてたのしんでいます。
    高橋さんのお陰で、高知がより素晴らしい場所になっていますね。
    介良から活動応援しています。

    • 高橋ヴァイオリン工房

      大石 夕佳様

      こんにちは。
      メールありがとうございます。
      うちの教室には小学生から70代の方まで幅広い年代の方達が通ってらっしゃいます。
      新しいことを始めるには全然遅くはないですよ。
      ちなみに工房は四万十町(旧窪川町)です。
      工房見学もできますので、いつでもいらっしゃって下さいね。

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